制作のートその21 八木良太さん
2016.10.30 Sunday
招待作家の八木良太さんが選んだ場所は、
今にも崩れ落ちそうな大きな倉庫。
青い竹林の前の黄色いドアが印象的です。
だから、「黄色いドアの倉庫」、そのままの名前がつけられました。
何回かの下見を経て、この日は作品に使う水中の写真撮影。
この小型カメラを水面に突っ込むだけ。これで水中が360°撮影できるのです。
「何してるんやろ?」鮎釣りに来ている人も不思議そうに見ています。
「どういう漁なのか?」
漁師さんに、「すみません、川の中央辺りで撮ってもらえませんか?」とお願いすると
「ええよ」と快く協力してくださいました。
「木津川アートの作品として使う映像です!」
川の浅瀬を探しに回ったり、
木津川の河川敷をいろいろロケハンしました。
前日の大雨で川が濁っているのが気になります。
そして来たのが和束町、すばらしいロケーション!
素朴な山間の風景と澄んだ川。
心が洗われるような気持ちになりました。
作品のテーマやコンセプトを考えてくださった植島啓司さん(右)と打ち合わせ中の八木さん。
作品の一部がこれ。
何でしょうか?(と言いつつ、実は少し知っている・・・)
さて、本日。
黄色いドアの倉庫が変化している制作風景。
京都造形芸術大学の学生さんたちもたくさんお手伝いに駆けつけてくれました。
生駒山に夕日が落ちていったあとも、夜遅くまで制作していたみなさん、
ごくろうさまでした!
完成作品を楽しみにしています。
今にも崩れ落ちそうな大きな倉庫。
青い竹林の前の黄色いドアが印象的です。
だから、「黄色いドアの倉庫」、そのままの名前がつけられました。
何回かの下見を経て、この日は作品に使う水中の写真撮影。
この小型カメラを水面に突っ込むだけ。これで水中が360°撮影できるのです。
「何してるんやろ?」鮎釣りに来ている人も不思議そうに見ています。
「どういう漁なのか?」
漁師さんに、「すみません、川の中央辺りで撮ってもらえませんか?」とお願いすると
「ええよ」と快く協力してくださいました。
「木津川アートの作品として使う映像です!」
川の浅瀬を探しに回ったり、
木津川の河川敷をいろいろロケハンしました。
前日の大雨で川が濁っているのが気になります。
そして来たのが和束町、すばらしいロケーション!
素朴な山間の風景と澄んだ川。
心が洗われるような気持ちになりました。
作品のテーマやコンセプトを考えてくださった植島啓司さん(右)と打ち合わせ中の八木さん。
作品の一部がこれ。
何でしょうか?(と言いつつ、実は少し知っている・・・)
さて、本日。
黄色いドアの倉庫が変化している制作風景。
京都造形芸術大学の学生さんたちもたくさんお手伝いに駆けつけてくれました。
生駒山に夕日が落ちていったあとも、夜遅くまで制作していたみなさん、
ごくろうさまでした!
完成作品を楽しみにしています。
制作のートその20 城戸みゆきさん
2016.10.29 Saturday
城戸みゆきさんの展示会場は、モーテルです。
「山城ホテル跡」は国道沿いのホテル。
数年前まで営業されていたと聞いています。
この空間で城戸さんのインスタレーションが見られるのは、とても興味があります。
この日は、部屋やお風呂場のサイズを計測。
でもカメラを向けるとすぐ演技してくれるお茶目な城戸さん。
さらに興味深いのは、城戸さんをサポートするボランティア・スタッフ、李さんと鈴木さん。
何回も城戸さんの取材やお掃除、計測にお付き合いし、
それだけでなく、一生懸命楽しい時間作りしていることです。
3人ならではのおちゃらけで、場の雰囲気をカラッと演出できる大人モード。
ナイスです。
作家とお手伝いのスタッフによる抜群のチームワーク。
作品がますます楽しみです!
「山城ホテル跡」は国道沿いのホテル。
数年前まで営業されていたと聞いています。
この空間で城戸さんのインスタレーションが見られるのは、とても興味があります。
この日は、部屋やお風呂場のサイズを計測。
でもカメラを向けるとすぐ演技してくれるお茶目な城戸さん。
さらに興味深いのは、城戸さんをサポートするボランティア・スタッフ、李さんと鈴木さん。
何回も城戸さんの取材やお掃除、計測にお付き合いし、
それだけでなく、一生懸命楽しい時間作りしていることです。
3人ならではのおちゃらけで、場の雰囲気をカラッと演出できる大人モード。
ナイスです。
作家とお手伝いのスタッフによる抜群のチームワーク。
作品がますます楽しみです!
制作のートその19 高石優真さん
2016.10.27 Thursday
旧JA倉庫、今回も展示会場になります。
軒下の落書きは、戦時中爆撃されないように施した迷彩。
ほとんどの人が、アート作品と思われるようです。
この倉庫の向かって右の展示が、高石優真さん。
千葉県からの参加です。
彫刻・立体作品。
千葉県から友達も手伝いにきてくれたある一日。
木津川アートのボランティアスタッフの松下さんも応援していました〜。
作品を置く台の制作中。
展示の整備はほぼ2日で完成。
昼食は中華の「萬盛」へ。
食べきれないほど、唐揚げの量の多さにみなさんびっくりでした。
奥中さんチームも合わさり、賑やかなお昼となりました。
うわー、お腹満腹!の図。
テーマ「いのち」そのまんまを直球で投げられたような導入の動画に見入り、
そして作品を鑑賞。
「キレイ」だけでない心の起伏が表れます。
この日の作業終了。
木津川アートでじっくりと鑑賞していただきますよう、おねがいします。
制作ノートその18 nisai®熊谷信夫さん
2016.10.26 Wednesday
AOTAKEは、その名の通り竹に囲まれたカフェ&ギャラリーです。
その古民家の中庭を選んだのがnisai®熊谷信夫さん。
場所が決定してすぐに現地の下調べをされました。
AOTAKEオーナーの田中さんと、いろいろお話をしながらイメージを膨らませました。
カフェを取り囲むロケーションもすてき。
しかし、ここに至るまでのアクセスは便利とは言えません。
それなのに、わざわざ遠方からいらっしゃるお客さんがいらっしゃるということは、
ここに有り余る魅力が隠されているということを、
熊谷さんも同行した奥さんも全身で感じているようでした。
同じくAOTAKE内:中村岳さんの展示会場を見に回る熊谷ご夫妻。
さて、10月に入り、少しずつ制作を始められています。
中庭の木にワイヤーを張る作業には、今度は熊谷さんの息子さんがお手伝い。
熊谷さんの指示どおり、脚立に乗って高いところの作業をおこなっていました。
無口な熊谷さんの作業現場は、とても静か。
竹の揺れる音が風の音として耳に残ります。
そんな風が、熊谷さんの作品をどんな感じに演出するのでしょう。
まずは、エッサコラサ、と歩いてきてくださいね。
AOTAKEでは4人の作家さんが展示されます。
1日15食限定のランチ(¥500)も用意されます。
この展示会場もドントミスイット!
制作ノートその17 山本茂さん
2016.10.23 Sunday
椿井公民館の中2階の納戸、階段などの空間を使って展示をするのは
写真家の山本茂さん。
まずは納戸の中を片付ける作業から。
「立派な火鉢がいっぱいある!」と驚きながらのお掃除です。
助手を務めるのは、木津川アートスタッフの三谷智恵さん。
木津川アート常連の山本さんとは息も合って、作業は進みます。
作業2日目です。
レトロな階段がいい感じですね。
「書庫」書いてあるけれど、中は火鉢ばかりが入っていました。
この踊り場を利用して、何かできそう。
過去に「松原邸」「当尾公民館」「URロビー」「NTTビル用務員室」
と面白い場所で作品のスライドショーをしてきた山本さん。
今回はどうなるの?
お疲れさまでした。
当日が楽しみです!
写真家の山本茂さん。
まずは納戸の中を片付ける作業から。
「立派な火鉢がいっぱいある!」と驚きながらのお掃除です。
助手を務めるのは、木津川アートスタッフの三谷智恵さん。
木津川アート常連の山本さんとは息も合って、作業は進みます。
作業2日目です。
レトロな階段がいい感じですね。
「書庫」書いてあるけれど、中は火鉢ばかりが入っていました。
この踊り場を利用して、何かできそう。
過去に「松原邸」「当尾公民館」「URロビー」「NTTビル用務員室」
と面白い場所で作品のスライドショーをしてきた山本さん。
今回はどうなるの?
お疲れさまでした。
当日が楽しみです!
制作ノートその16「山川邸」
2016.10.21 Friday
ボランティアスタッフの山川さんが、木津川アートに関わった最初は、
「マチオモイ帖」に、自宅の記録を残したい、というところからでした。
大きな古い梁がたどったであろう歴史を想像し、
山川さんは自宅に寄せる思いを冊子に綴りました。
「西古川帖」は、今回木津川アート2016「マチオモイ帖展」で展示されます。
是非ごらんください。
その山川さんの家が、2組の作家の展示会場になります。
1人は、浅山美由紀さん(右端)
白い糸によるインスタレーション作品です。
この居間と2階の寝室、また階段など、ほぼ家全体を使われます。
この浅山さんの作品空間で、ハピドラムの演奏をする竹中洋平さん(左端)も、
どんな感じになるか下見をされています。
もう一組は「ろくいち」さん。
ろくいちは、田中謙さんと代佑介さんの2人のユニット。
2人とも昭和61年生まれというところからついた名前です。
手前が山川さん。
山川邸の関係者が、一同に集まりました。
浅山さんも、ろくいちさんも、
この古民家のたどってきた時間や、これから新しく建て替えられるその節目に居合わせたことに
深く心を動かされたようです。
打ち合わせは、和やかに進められました。
山川さんのお人柄か、この家の持つ不思議さか。
落ち着いた、心地いい打ち合わせとなりました。
山川邸、おもしろくなりそうです、ぜひご覧ください。
制作ノートその15、小牧徳満さん
2016.10.17 Monday
今回、古墳で展示できると聞いたとき、耳を疑いました。
奈良県の芸術祭「はならぁと」の事務局の人も「信じられない!」と驚いていました。
しかし、杭を打ち込むとかそういう遺跡を破壊する行為ではないことで、
許可されました。
ここで作品を展示する小牧徳満さんの制作を追いました。
まず、現地の草刈りから始まります。
マムシに噛まれたり、蜂に刺されないように重装備。
暑い中、ご苦労様でした!
小牧さんが提案された作品は、全方向を向いたキャンバス。
そしてそのキャンバス地を提供してくださったが「石崎織物」さんです。
実は小牧さんだけでなく、木津川アートとして大量の生地をいただきました。
「木津川アートで、私たちの生地が活かされてうれしいです」とおっしゃってくださいました。
石崎さん、ありがとうございました!
小牧さんの作品は、木津川アートが始まる前から展示をして、
雨や風、ともすれば熟れた柿の汚れなどで変化していく模様も楽しんでもらいたい、
とのことでした。
さっそく全く知らない人が「何だろう?」と思ってカメラ方手に上ってきました。
よしよし、みんなも気が付いてくれているぞ!
木津川アート2016は、11月6日からスタートです!
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