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2019.08.07 Wednesday

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    一定期間更新がないため広告を表示しています

    センチメンタル・ジャーニー(6)

    2012.11.29 Thursday

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      メイン会場は、今年廃校になったばかりの旧当尾小学校。
      まずは、この小学校を使って作品の展示ができるかを、
      作家さんに見てもらわなければなりません。

      今年は準備期間がなかったことから、
      2010年、2011年と木津川アートに参加された作家さんに
      お声かけしました。

      6月23日、24日の2日間、
      「作家による空間探しツアー」が実施されました。




      メイン会場の小学校をおもしろい!と感じてもらわないと
      「木津川アート2012」は実現しません。
      作家さんは、どう感じるのだろう?
      ドキドキしながらお迎えしました。




      いろいろな教室や部屋を覗くたびに、
      歓声があがります。
      小学校という場所は、大人を子どもに戻してしまうものなんですね。




      今回のテーマ、「一日小学生になろう!」は、
      ぐっと楽しいものになりそうだ、密かにそう確信しました。





      学校周辺も歩きました。
      自然の豊富な景観を、みなさん思いっきり楽しんでいるようでした。




      アップダウンの多い里山の道。
      果たしてみんな歩いてくれるだろうか?
      ここで作品が展示できるだろうか?


      スタッフも作家も手探りの中で、
      実現可能な木津川アートを
      シミュレーション、イメージしながら過ごした2日間でした。













      センチメンタル・ジャーニー(5)

      2012.11.27 Tuesday

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        今思えば、この頃(まだ空間探しをしていた頃)に出会った方々とは、
        木津川アート開催まで、ずっとお世話になることとなります。


        当初から応援をしてくださったY先生と奥さん


        展示会場を提供してくださったYさん


        作家さんを泊めてくださったUさん


        会合中におじゃまをしたらスイカをごちそうになったり。


        気軽に山羊や鴨を見せてくださったギャラリー和楽のYさん


        寄るといつも珈琲をごちそうになったはあぶやさん。


        そして、いつも相談にのってくださったKさん。

        少しずつ、
        本当に少しずつ、私たちは受け入れていただいたように思います。

        決して十分な準備期間とは言えませんでしたが、
        とても大切なプロセスだったのです。



        つづく・・・・。








        センチメンタル・ジャーニー(4)

        2012.11.27 Tuesday

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          当尾の南には、浄瑠璃寺、岩船寺という有名なお寺があり、
          観光客が多く訪れます。



          浄瑠璃寺の庭は、ワイルドガーデン的なところがホッとします。
          外国からのお客さんが来たときには、
          奈良と併せて必ずお連れするコースです。

          木津川アートとして、なにかコラボレーションできないかと、
          改めて何度も足を運びました。


          浄瑠璃寺で見た睡蓮


          紫陽花の向こうに見え隠れする池


          参道の紫陽花も見事でした。



          紫陽花といえば、岩船寺。
          早い時間に行くと、
          ベストショットを撮ろうとしている人々にたくさん出会います。




          今回、岩船寺横の白山(はくさん)神社に初めて行きました。
          知ってるようで何も知らないんだなあ、と気づきました。

          そう、「木津川アート」によって、今まで知らないわが町に
          どれだけ気づかされたことでしょう。



          カラーの花に振り向き、


          息を殺してトンボに近づき、


          カエルの呼吸をじっとみつめ・・・・。


          こうやって、少しずつ当尾の匂いや空気を吸って、
          すり寄っていきました。

          でもまだ当尾に住んでいる方々には、
          近づけていない状態でした。



          つづく・・・・。







          センチメンタル・ジャーニー(3)

          2012.11.27 Tuesday

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            Kさんとの出会いをきっかけに、
            少しずつ当尾を知る機会が生まれました。




            さっそく仲間をKさんに紹介して、
            すてきな景色を案内してもらいました。

            普段は誰も歩かない道を、草を分け入りながら歩けば、
            それだけでワクワクドキドキの散歩になりました。





            棚田は特に感動の場所でした。
            一部は、もうお米を作っていない田んぼもありました。
            確かに休耕田は、棚田の一番美しい姿ではありません。
            でも、そこに、村の歴史や郷愁がいっぱいあふれていて、
            こういう場所を、木津川市民に見せたいなあ、と強く思ったものでした。




            沢ガニが目の前を横断したり、



            野アザミが一つポツンと咲いていたり。

            何気ない生き物の姿に、「わあっ!」って思わず声を挙げていました。
            子供にかえったような気持ちでした。

                ●



            結局、木津川アート2012では、
            ヒミツの竹林も、棚田も、作品展示コースにはならず、
            みなさんに見てもらうことはできませんでした。

            それもまた仕方がないことです。


            しかし、そういったプロセスを踏んだことで、
            いっそう当尾が好きになっていったわけです。

            「空間探しツアー」は、表に出てこない部分ではありますが、
            何より大事なプログラムなのです。



            つづく。











            センチメンタル・ジャーニー(2)

            2012.11.23 Friday

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              当尾で、一番最初に知り合えた方は、
              「高去」(たかさり)にお住まいのKさんでした。

              スタンプラリーのバス停のハンコが見つからなくて、
              「どこ?どこ?」と迷われたあの辺りが高去という地域です。
              そこからまだ坂を登ること3分のところに
              Kさんのおうちがあります。

              昔から住まわれている日本家屋の一部をサロンのように改装され、
              それがなんとも心地いいのです。



              Kさんは、
              ご自分が食べる分のお野菜を育て、
              庭に花を植え、
              雨の日は、育てた花を活けて、それを絵にする、
              というすてきな毎日を送っておられます。



              とても大変なことですが、
              それをさらりとされているKさんに、いっぺんに憧れてしまいました。



              当尾に用事があって訪れたときは、いつもお宅におじゃましました。
              手作りケーキをごちそうになったり、冷たいお茶をいただいたり。
              そして、夕暮れまで話し込むのでした。

              このケーキも、かかっているブルーベリーのソースも
              Kさんのお手製です。



              こちらはログハウス。

              一人でいることも、
              また人と集うときも、
              どちらも充実した時間の使い方をされているのを見て、
              「あ〜、こういう生き方っていいな」と何度も思うのでした。

              こういう方に出会うと、
              田舎であって、決して古くさくない、
              十分に刺激的なところだなあと、そのたびに感じていました。




              こうして、
              なにかにつけてKさんのおうちに寄るようになったのでした。




              つづく。









              センチメンタル・ジャーニー(1)

              2012.11.22 Thursday

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                このブログの recent coment に

                「余韻を楽しんでます。もう少し、更新を楽しみにしています。]
                というコメントが来ました。

                うれしいいですね。
                私も同じ気持ちです。

                では、木津川アート2012を振り返る旅にでましょう。

                題して、「木津川アート2012センチメンタル・ジャーニー」。

                覗いてくれる人がいる限り、
                更新していくつもりです。

                また、木津川アート参加作家さんの展覧会情報なども、
                できる範囲でお伝えしていきます。

                木津川アート作家さんのファンは、
                引き続きご利用ください。


                ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●



                当尾に最初に訪れたのは、2009年。
                木津川アートの提案書をつくるために
                木津川市のいろいろな所をリサーチしたときに、
                当尾も候補に挙げていました。

                ただ、その時は、ギャラリー和楽さんと、
                小学校前のたばこやさん、
                そして当尾公民館しか印象にありませんでした。




                そして2012年の春、
                再び訪れた時、
                旧当尾保育園から畑を通ってゲートボール場に向かう途中の畑で、
                声を失いました。

                梅、桃、菜の花に囲まれた畑、
                澄んだ青い空、
                そこで黙々と作業をされているおばあさん。

                桃源郷とはこういう所をいうのではないかと、
                決してオーバーではなく思ったのです。

                声をかけたら優しく応じてくださったことも
                なんだか、ほっこりした瞬間でした。






                蔵、土塀、次々と昔ながらの風景が現れ、
                木津川市にこんなすてきなところがあるのかと、
                興奮しました。



                ゲートボール場の桜が満開の頃は
                さぞかし華やかな景観でしょう。

                映画のセットを見るような気持ちで、
                小径を歩きました。



                ゲートボール場のベンチは木製。
                この値打ち物のベンチに座って、
                ゲームの順番を待っているおばあさんたち。



                子供達の声が聞こえなくなった保育所・・・。

                なにか、ここでできないものだろうか。

                いつの間にか、そんなことを考えていました。


                つづく。









                木津川アート2012が終わって

                2012.11.20 Tuesday

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                  木津川アート2012が終わって、2日が経ちました。

                  片付けに終われる2日間でした。

                  毎日多いときには900件のアクセスがあった
                  この「ほぼ毎日」ブログも、
                  とうとう2日に1回になり、
                  これから急に読者も少なくなるんだろうなあ、
                  と思うと、寂しい気持ちになります。

                  そんなことを思っていましたら、
                  こんなお便りを当尾の若い人からいただきました。

                  ご本人の了解も得ぬまま、
                  掲載させていただきます。



                  拝啓

                  木津川アートが始まった頃には沢山残っていた銀杏の葉も、
                  終わりの今日には随分散り、
                  いよいよ当尾の里も冬支度を始めようとしています。

                  木津川アート、
                  2週間でしたがとても楽しませていただきました。
                  一番近い所で、一番良く知っている所でのイベントだったので
                  とても楽しめました。

                  おそらく、当尾の里で行うとなった時には
                  反対の意見もあったことと存じます。
                  それでも、この地で行なって下さったことには
                  とても意味があると思います。

                  元来、当尾の地域は受け入れるまではなかなか時間がかかるけれども
                  受け入れてしまえばとことん受け入れる地域だと私は思っています。

                  地域の良さ、村としての良さが残っていてよかった なと
                  本当に思いましたし、
                  作家の方に感じていただけたのはとても嬉しかったです。

                  アートって楽しいですね。

                  今までは有名な画家(ピカソや、ダリなど)を見ても
                  いまいちピンとこなくて「何が素晴らしいんだ?」と思ってました。

                  しかし、今回はアーティストの方からも、
                  「夕日が入るともっと綺麗ですよ」
                  「作品と、もみじ、銀杏とのコラボレーションがいいなと思って」
                  などの声を聞けたり
                  地域では
                  「お地蔵さん、夜に見ると怖いけど、肝試しみたいにして楽しんでるわ」
                  「ずっと前から楽しみにしてましてん、若い人がぎょうさんきてくれはるし」
                  など両方からの声を聞きながら見ることで楽しむことができました。

                  その結果ついつい、週末になると通ってしまいました。
                  絵が苦手な私が初めて作品と向き合い、
                  楽しむことができた2週間で した。

                  準備から、終わりまで
                  とてつもない作業量をこなしてくださったから
                  今回のアートになったのではと思っています。
                  ボランティアの方も、地域の方も、その他全部ひっくるめて
                  「あ〜楽しかった、あ〜よかった」と思えました。
                  ありがとうございました。





                  じ〜〜〜〜〜ん。

                  うれしいなあ。

                  お手紙ありがとうございました。

                  本日、小学校のお掃除終了しました。
                  がら〜んとした小学校。
                  寂しそうに見えて、実は密かに次の出番を待っているような、
                  そんな静けさでした。



                  そうです、
                  この校舎は、地域の人のための場所として、
                  生まれ変わるのです。

                  どんな活用かは、これから決めていくのですが、
                  木津川アートが、何かのヒントになり、
                  元気の素になれば、
                  それこそ、大きな役割を果たせたのでは、と思っています。

                  当尾のみなさん、
                  お世話になりましたっ!


                  木津川アートブログ、
                  まだ続きます!










                  今日の3枚

                  2012.11.17 Saturday

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                    吹き出しプロジェクト、今回は白い風船です。

                    そうそう、私も給食大好きでした!!!!





                    2時限目、「ペーパークラフト教室」
                    加茂の赤レンガランプ小屋を作りました〜!
                    簡単バージョンも用意されていましたが、
                    みなさん難しいバージョンに挑戦されました。
                    でも、満足感はいっぱい!
                    おつかれさまでした〜!





                    3時限目、「解読加茂の昔話」の授業風景。
                    加茂には、いっぱい民話や言い伝えが残っています。
                    木津川アートによって、自分の街に誇りを感じたアーティストの
                    1冊の本を編集するまでのお話し。

                    さて、写真は・・・・・・・

                    みごと吹き出しプロジェクトによって、
                    1コマのマンガのようになりました。

                    明日も特別に吹き出しプロジェクト、されるそうです。
                    希望者は、公民館1階にゴー!


                    木津川アート、いよいよ明日がフィナーレです。












                    本日の5枚

                    2012.11.17 Saturday

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                      昨日とは打って変わって、
                      穏やかな暖かい一日でした。

                      雑然とした職員室に、
                      鮮やかな果物の色が、ホッとさせてくれます。
                      緑色の変わった果物はフェイジョア。
                      地元の方からいただきました。






                      可愛いミニバーガー。
                      今日の購買部のパン屋さんが持って来てくれました。
                      ホントに可愛くて、思わず写真に。







                      さわやかな朝から、いきなり夜です。

                      「天体観測クラブ」がありました。
                      参加者11名。
                      天体望遠鏡が、小学校グラウンドに4つ設置され、
                      上級生の指導の下、秋の星座と木星を楽しみました。

                      木星とその惑星4つがはっきりと見えましたよ!

                      一番わかったことは、
                      スバルとアンドロメダ座を見間違えたり、
                      光年の説明を聞いても、あんまりよく理解できなかったり、
                      小学校の頃と少しも成長していないことでした!!!

                      でも、当尾の空は星がきれいに見えました。
                      クラブに入りたい方は、
                      「入部希望」と返信ください。
                      部長をご紹介します。



                      帰り道、木津川アート作品に会いました。


                      永田幹さん「イス」


                      小川しゅん一さん「飛び出し坊やたち」



                      木津川アートも残り2日となりました。









                      今日の3枚

                      2012.11.15 Thursday

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                        黄金色に輝くイチョウの横には、
                        日々紅葉していくモミジがあり、
                        図書室からその2本の色づきの過程がよく分かります。



                        思えば半年前、
                        「秋には、どんなにきれいなことだろう?」と
                        想像しながらこの小学校の下見を重ねてきた日々を思い出します。

                        想像を裏切らないすばらしい眺めが目の前に広がっています。
                        この風景は、3階図書室からご覧ください〜。




                        曇り空やにわか雨など、
                        寒さに加えて空模様も変わりやすい秋の空。
                        でも、八幡さまへのアートコースは、ちょうどいいハイキングです。
                        どうぞ、お越しください。

                        コース途中には、作品もいくつかご覧頂けます。
                        その一つが、「飛び出し坊やクン」。
                        地元のお婆ちゃんがモデルになってできた作品です。
                        特にここは双子になってしまったお婆ちゃん。
                        「かわいい!」の声が観客からあがります。




                        さて、こちらは別のお婆ちゃん。
                        アートのコースのために、畑のあぜ道を通らせてもらっています。
                        いつもいつも、ありがとうございます。

                        うわ〜っ、
                        当尾ごぼうを収穫されていますね。

                        そうです、
                        当尾といえば「ごぼう」と言われるほど、
                        当尾のごぼうは美味しいと有名です。

                        実は購買部では、売れ行きナンバー1!の売れ筋商品なのでした!

                        それにしても、いつもいつも農作業をされているパワーに脱帽です。
                        そしていつも笑顔のおばあちゃん!

                        畑の中を通らせてもらって、
                        ありがとうございました!!!!