ぶらり〜アートな空間探しツアー(その3)
2011.03.17 Thursday
前回は、加茂地区船屋通りのぶらり〜でした。
ツアーはバスで移動しました。
次は山城町上狛地区。
その最初は、松原邸。
2010でも展示会場として多くの人が訪れましたが、
初めて訪れた方にも丁寧に松原さんが案内してくださいました。
土間にきれいに光る物体は何?
これは、ぶらり〜参加の作家さんが、作品のイメージを掴もうと持ってこられたものです。
ふーむ、おもしろそう。
その次は、山城支所。
この建物も、壊される予定だそうです。
まだ事務机の残る中をみんなで散策。
その建物の南側に建つJA倉庫。
軒の模様にみなさん、どう思われたのかしら?
中も見せてもらいました。
「きゃ〜!ナニコレ?」
「これ、ごんたクン?」
いえいえ、「タケノコタッキー」だそうです。
もとお総菜やさん、
そのずっと前は(たぶん何十年も前)、朝日湯というお風呂屋さん。
ここは、お茶問屋街と言われるほどお茶やさんが並んでいます。
しかし、ほとんどが店や工場を閉じてしまったりして、
今はわずかにその町並みを残すばかりとなっています。
白壁の飾り窓や、
面格子があったり、
ただのぶらり〜も楽しいものです。
ただ、上狛地区を歩き出した頃から、気温は急激に下がり、
なんだか雨もポツポツと降り出し・・・・・・
みんなの歩く速度も急げ急げ、と足早になっていきました。
朝9時半から4時半までの長いぶらり〜ツアーも
なんとか最後まで終えました。
去年のコースを歩いたり、
街の思わぬナニコレ?を発見したり、
いつの時代の自動販売機かと驚いたり、
廃墟萌えしたり、
「木津川アートぶらり〜アートな空間探しツアー」はかがでしたか?
帰りのバスの中で、興味のあった場所を拍手で答えていただきました。
プロジェクトが「どうや!」と思ったところが拍手が少なかったり、
その反応がまちまちというのが、やっぱりアートだな、と思いました。
みなさん、ご苦労様でした。
ここに参加された方はもちろんのことですが、
木津川アートの申し込みは今月の22日必着です。
応募用紙はこちらからダウンロードしてください。
http://kizugawa-art.com/pdf/kizugawa-art2011.pdf
多くのみなさまの応募を心よりお待ちしております。
ぶらり〜アートな空間探しツアー(その2)
2011.03.10 Thursday
昼食後、午後からは「豚汁隊」と一緒に、加茂へと移動しました。
加茂で待っていてくださったのは、蔵城(くらじょう)さん。
元国鉄職員であり、国鉄をこよなく愛す元祖鉄っちゃんです。
蔵上さんのご自宅は、この加茂駅からすぐのところにあり、
その国鉄コレクションは、そこらへんのコレクターと年季が違います。
蔵城さんの案内で、ランプ小屋を見学させていただきました。
明治30年建設の赤レンガ造りです。
昔電化されていなかった汽車にランプは大事な照明でした。
その燃料を保管していた倉庫をランプ小屋と言い、
今もJRの古い駅付近で時々見ることができます。
でも、その存在も今や貴重です。
加茂に住んでいる人でも中を見たことがないという物件、
今回、特別に中を見せてもらうことができました!!!!
蔵上さんをご紹介してくださったのは、
元加茂町長の難波さん。
難波さんも大仏鉄道保存会の会員さんであり、
蔵上さんに負けず劣らずの鉄っちゃんです。(失礼しました!)
でもそんなお二人の会話は、ほんとに国鉄が好きなんだなあ、
加茂を愛しているんだなあ、というのがひしひしと伝わってくるんです。
今日のツアーを、京都新聞さんが取材に来てくれました。
中は、油の匂いがぷ〜んと香って、
雑然としながらも、古き良き加茂駅を思い出させるようなものが、
転がっていました。
木津川アートとなんとかコラボできたら、楽しいだろうなあ〜。
せめて一般公開だけでもできたら、全国の鉄ちゃん、赤レンガファンは喜ぶよなあ。
(おーっと、私情がはさまりました〜)
先に進みましょう。
ツタの絡まる農協倉庫。
エルモ工業。
壁紙製造工場の、元寮のようです。
今は倉庫のようになっています。
廃墟萌えや工場萌えには、たまりません。
一部の人には受けていました。
みんなが順番に階段を登っては、ドアの郵便受けの隙間をのぞいています。
「何か見える?」
「うん、すごい」
すごいと言われたら、誰だって覗きたくなります。
これが、その隙間から覗いたところ。
う〜ん、なんかすごく見えて来た。
もちろん、エリモ工業さんには許可を得て覗いていますので、
関係各者さま、ご安心を。
船屋通りの説明をしてくれたのは、木津川アート事務局の一員Wさん。
なめらかなトークもそのはず、この加茂の住民であり、観光協会の方なのです。
すばらしい建物と町並み、
加茂の歴史を語る上で、なくてはならない場所だと感じました。
あれ?
ツアーのほとんどの人がカメラで撮っています。
ナニコレ?
加茂の七不思議(そんなのがあるのかないのか知りませんが)、
一瞬現代アートに見えてしまう本当におもしろいサッシです。
船屋通りは、明治から昭和にかけて100ものお店が並び、
それはそれは賑やかだったそう。
Wさんのおかげで、今も営業を続けている印刷屋さんの中を
見せていただきました。
今はオフセット印刷ばかりだそうですが、
昔は活版もされていたそうです。
時代が止まったような、とってもドキドキする空間でした。
中の写真も撮らせていただきましたが、みなさん、想像だけで楽しんでね。
笑顔で見せてくださいまして、ありがとうございました。
おやつは、和菓子の小間安さんで桜餅(or草餅)でした。
気温は、午後からぐっと冷え込んできました。
もうちょっと暖かだったら、よかったのにね。
懐かしい感じの漂う船屋通りをあとにして、
山城町上狛にバスは向かいました。
続きは次回に!
加茂で待っていてくださったのは、蔵城(くらじょう)さん。
元国鉄職員であり、国鉄をこよなく愛す元祖鉄っちゃんです。
蔵上さんのご自宅は、この加茂駅からすぐのところにあり、
その国鉄コレクションは、そこらへんのコレクターと年季が違います。
蔵城さんの案内で、ランプ小屋を見学させていただきました。
明治30年建設の赤レンガ造りです。
昔電化されていなかった汽車にランプは大事な照明でした。
その燃料を保管していた倉庫をランプ小屋と言い、
今もJRの古い駅付近で時々見ることができます。
でも、その存在も今や貴重です。
加茂に住んでいる人でも中を見たことがないという物件、
今回、特別に中を見せてもらうことができました!!!!
蔵上さんをご紹介してくださったのは、
元加茂町長の難波さん。
難波さんも大仏鉄道保存会の会員さんであり、
蔵上さんに負けず劣らずの鉄っちゃんです。(失礼しました!)
でもそんなお二人の会話は、ほんとに国鉄が好きなんだなあ、
加茂を愛しているんだなあ、というのがひしひしと伝わってくるんです。
今日のツアーを、京都新聞さんが取材に来てくれました。
中は、油の匂いがぷ〜んと香って、
雑然としながらも、古き良き加茂駅を思い出させるようなものが、
転がっていました。
木津川アートとなんとかコラボできたら、楽しいだろうなあ〜。
せめて一般公開だけでもできたら、全国の鉄ちゃん、赤レンガファンは喜ぶよなあ。
(おーっと、私情がはさまりました〜)
先に進みましょう。
ツタの絡まる農協倉庫。
エルモ工業。
壁紙製造工場の、元寮のようです。
今は倉庫のようになっています。
廃墟萌えや工場萌えには、たまりません。
一部の人には受けていました。
みんなが順番に階段を登っては、ドアの郵便受けの隙間をのぞいています。
「何か見える?」
「うん、すごい」
すごいと言われたら、誰だって覗きたくなります。
これが、その隙間から覗いたところ。
う〜ん、なんかすごく見えて来た。
もちろん、エリモ工業さんには許可を得て覗いていますので、
関係各者さま、ご安心を。
船屋通りの説明をしてくれたのは、木津川アート事務局の一員Wさん。
なめらかなトークもそのはず、この加茂の住民であり、観光協会の方なのです。
すばらしい建物と町並み、
加茂の歴史を語る上で、なくてはならない場所だと感じました。
あれ?
ツアーのほとんどの人がカメラで撮っています。
ナニコレ?
加茂の七不思議(そんなのがあるのかないのか知りませんが)、
一瞬現代アートに見えてしまう本当におもしろいサッシです。
船屋通りは、明治から昭和にかけて100ものお店が並び、
それはそれは賑やかだったそう。
Wさんのおかげで、今も営業を続けている印刷屋さんの中を
見せていただきました。
今はオフセット印刷ばかりだそうですが、
昔は活版もされていたそうです。
時代が止まったような、とってもドキドキする空間でした。
中の写真も撮らせていただきましたが、みなさん、想像だけで楽しんでね。
笑顔で見せてくださいまして、ありがとうございました。
おやつは、和菓子の小間安さんで桜餅(or草餅)でした。
気温は、午後からぐっと冷え込んできました。
もうちょっと暖かだったら、よかったのにね。
懐かしい感じの漂う船屋通りをあとにして、
山城町上狛にバスは向かいました。
続きは次回に!
「ぶらり〜アートな空間探しツアー」
2011.03.08 Tuesday
3月6日(日)
「木津川アート2011」に応募を考えておられる作家さん対象に、
「ぶらり〜アートな空間探しツアー」が行われました。
朝9時半から夕方の5時まで、
みっちりばっちりのスケジュールに、
みなさまお疲れ様でした。
その一日を2回に分けてご報告します。
行きたかったのに、行けなかったヮという方も
この報告で行った気分になってくださいね!
午前中は、去年開催した鹿背山などを歩きました。
まずは、梅谷公民館。
今日は老人会の集まりがあるとかで、
お座布団がひかれ、お弁当が並べられていました。
ミロコマチコさんのイラストが懐かしい〜。
大仏鉄道遺構<赤橋>。
大仏鉄道遺構<梶ヶ谷トンネル>。
実はツアーに組み込みましたのは、今年秋の「木津川アート」開催時には、
ここの景色がずいぶん変わってしまうから、
一人でも多くの人に見ていただこうという主旨からです。
中島和俊さんの作品がまだ残っていました!
大田さんの作品のあった場所も、11月には完全に工事現場になっているそうです。
この道ももうなくなります。
初めて訪れた人達ですが、敢えて通っていただきました。
鹿背山で前回のような展示は難しそうです。
でも、去年訪れた人に、もういちど変わっていく鹿背山を見てもらうのも、
いろんな意味で大事なような気がします。
まだ今の時点で、エリアについては確定していません。
そのことも作家さんには、ちゃんとお伝えしています。
さて、参加者は15名。
(途中前回出展された作家さんが、合流したりまた帰られたりして、
ツアーは常に人数が不定でした)
遠くは長野県、香川県から、また滋賀や大阪、奈良、といった所からのお越しです。
鹿背山不動も行ってみました。
小川しゅん一さんのクスッと笑みがこぼれる作品が思い出されます。
鹿山文庫のえんまんじさん、毎日ここに通っていらっしゃいましたっけ。
一同、バスに乗って移動です。
次は木津・本町エリアに戻ってきました。
ここは「川喜」の駐車場です。
藤友さんのエッチングや久保田純さんの陶作品が楽しかったですね。
川喜のあとは、八木邸です。
この二カ所は、いづみ津の歴史を物語る場所なので欠かすことができません。
八木邸の蔵にはみなさん興味を持たれたようです。
はい、私たち「木津川市の宝物」です!
今回、八木邸の西嶋さんのお知り合いの尺八奏者、
山本太郎さんが特別演奏してくださいました。
お若いのに、日本伝統の音楽を受け継がれていらっしゃるのですね。
ふだんあまり聞かない尺八の音、
蔵に響きます。
ちょっと寒かったかな。
山本さん、ありがとうございました。
お昼ご飯の時間です。
木津川アート「豚汁部隊」の炊き出しでした。
冷えた体にうれしかったです。
「濃いの、甘いの、中間の3種類あります」って、
具はみんな同じじゃぁあ〜りませんか!
豚汁隊は、私たちが到着するまでに、
豚汁の味付けでかなり盛り上がっていたようです。
こちらは巻き寿司。
手作りのお品書きを書いてくれたのは、ボランティア・スタッフのお子さん。
なかなかかわいい趣向です。
「たくさん作ったので、一人3杯は食べてくださ〜い」って、無茶言うなあ。
私は2杯でお腹いっぱいになりました。
食べるの必死、の図。
どうですか〜?お味の方は?
こちら「豚汁隊」のみなさん。
美味しかったです、
ごちそうさまでした〜!
さて、午後からの「空間探しツアー」に行きましょう。
って、これがハードでしたね。
続きは次回に〜。
「木津川アート2011」に応募を考えておられる作家さん対象に、
「ぶらり〜アートな空間探しツアー」が行われました。
朝9時半から夕方の5時まで、
みっちりばっちりのスケジュールに、
みなさまお疲れ様でした。
その一日を2回に分けてご報告します。
行きたかったのに、行けなかったヮという方も
この報告で行った気分になってくださいね!
午前中は、去年開催した鹿背山などを歩きました。
まずは、梅谷公民館。
今日は老人会の集まりがあるとかで、
お座布団がひかれ、お弁当が並べられていました。
ミロコマチコさんのイラストが懐かしい〜。
大仏鉄道遺構<赤橋>。
大仏鉄道遺構<梶ヶ谷トンネル>。
実はツアーに組み込みましたのは、今年秋の「木津川アート」開催時には、
ここの景色がずいぶん変わってしまうから、
一人でも多くの人に見ていただこうという主旨からです。
中島和俊さんの作品がまだ残っていました!
大田さんの作品のあった場所も、11月には完全に工事現場になっているそうです。
この道ももうなくなります。
初めて訪れた人達ですが、敢えて通っていただきました。
鹿背山で前回のような展示は難しそうです。
でも、去年訪れた人に、もういちど変わっていく鹿背山を見てもらうのも、
いろんな意味で大事なような気がします。
まだ今の時点で、エリアについては確定していません。
そのことも作家さんには、ちゃんとお伝えしています。
さて、参加者は15名。
(途中前回出展された作家さんが、合流したりまた帰られたりして、
ツアーは常に人数が不定でした)
遠くは長野県、香川県から、また滋賀や大阪、奈良、といった所からのお越しです。
鹿背山不動も行ってみました。
小川しゅん一さんのクスッと笑みがこぼれる作品が思い出されます。
鹿山文庫のえんまんじさん、毎日ここに通っていらっしゃいましたっけ。
一同、バスに乗って移動です。
次は木津・本町エリアに戻ってきました。
ここは「川喜」の駐車場です。
藤友さんのエッチングや久保田純さんの陶作品が楽しかったですね。
川喜のあとは、八木邸です。
この二カ所は、いづみ津の歴史を物語る場所なので欠かすことができません。
八木邸の蔵にはみなさん興味を持たれたようです。
はい、私たち「木津川市の宝物」です!
今回、八木邸の西嶋さんのお知り合いの尺八奏者、
山本太郎さんが特別演奏してくださいました。
お若いのに、日本伝統の音楽を受け継がれていらっしゃるのですね。
ふだんあまり聞かない尺八の音、
蔵に響きます。
ちょっと寒かったかな。
山本さん、ありがとうございました。
お昼ご飯の時間です。
木津川アート「豚汁部隊」の炊き出しでした。
冷えた体にうれしかったです。
「濃いの、甘いの、中間の3種類あります」って、
具はみんな同じじゃぁあ〜りませんか!
豚汁隊は、私たちが到着するまでに、
豚汁の味付けでかなり盛り上がっていたようです。
こちらは巻き寿司。
手作りのお品書きを書いてくれたのは、ボランティア・スタッフのお子さん。
なかなかかわいい趣向です。
「たくさん作ったので、一人3杯は食べてくださ〜い」って、無茶言うなあ。
私は2杯でお腹いっぱいになりました。
食べるの必死、の図。
どうですか〜?お味の方は?
こちら「豚汁隊」のみなさん。
美味しかったです、
ごちそうさまでした〜!
さて、午後からの「空間探しツアー」に行きましょう。
って、これがハードでしたね。
続きは次回に〜。
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