繋がる木津川アート(13)「志村陽子展レポート」

2015.03.24 Tuesday

0
    木津川アート2014で繋がった作家 志村陽子さん松尾謙さん
    この春の志村さんの個展でも、おもしろい企画がなされたようです。
    今回は、ボランティアスタッフ濱茂さんによるレポートをお楽しみください。


    志村陽子展 【 花葉–水の緒さがし】レポート

    3月20日の丸一日を利用して、山梨県甲府市まで個展を見に行って来たました。
    志村陽子さんの『花葉&水の緒さがし』です。
    そう、木津川アート2014の西宮神社にて市長賞を獲得された、
    志村陽子さんと松尾謙さんによる、一日だけのコラボレーション企画と同じ題です。
    僕は西宮神社の会場担当として、お二人のコラボレーションのお手伝いをさせて頂きました。
    だからこそ三人目のメンバーのつもりで、このタイトルには、人一倍の愛着が強いのです。
    誰よりも早くこの作品を鑑賞したい!その思いで初日に駆けつけました。

                ●

    玄関から入り口を入ると、ニョキニョキと植物が白い壁から生えており、
    その下には水の泡があって、水の中で水生植物がなびいている様である。



    さらに室内を進むと、周りは反転して黒い世界へと誘われる。
    足を進めると、自分の足音がエコーして後ろから残響音となって、
    深い奥底に落とされたようだ。
    群生している植物には、どこからか漏れた一筋の光が怪しげな影を周りに落とす。




    手渡されたサーチライトを当てながら探検が始まる。
    照らされたその先から水の音が聞こえてくる。

    水面の泡を照らしてみるとギョ!とした。泡が光るのである。
    ホタルイカが水面に向かって上がって来るのかのようだ。
    ここは水中?土中?もしくは胎内?
    何とも言えない不思議な世界。

    植物達は、特に変化がないなと思っていたら、ギョギョ!
    胞子の様な粒が光るではないか
    最後に壁も照らして見ると…。ギョギョギョ!
    影だと思っていた植物も幾つかが白い粒が光っている。



    生命が産みだされる瞬間を垣間見たようでもある。
    いろいろな想像をかきたてられるのは、音の効果に寄るところも大きいと思う。
    前面には出ないけれど見事な演出。
    写真や文章だけでは絶対に伝わらない、体験しないと分からない感覚。
    二人のコラボレーションには、不思議な生命力を感じさせてくれる何かがある。
    あっそうか!タイトルが『水の緒さがし』だったのがやっと繋がった!

                ●

    この『水の緒さがし』。
    木津川アート・西宮神社での発表を第一章として…。
    今回が第ニ章。第三章、第四章と続けて欲しいなぁ〜。
    僕の頭の中で次の章のストーリーの妄想が暴走して止まりません。
    実現したいなぁ〜。

    会場は終日、お客様が入れ替わり立ち代り絶えることなく大盛況。
    どの方も「ずっと見ていたいわぁ」とおしゃっている。
    松尾さんと僕は、志村さんお仲間たちとも会話が弾み、繋がることができました。


    右から志村さん、松尾さん、僕

    余談ではありますが、今回志村さんのご実家のお宅に泊めさせて頂きました。
    お庭を散歩すると沢山の木や花が植えられてた素敵な空間でした。
    その環境が志村さんの作品作りのバックボーンになっていたのがよくわかりました。
    ほら、作品の原型かと思うものも見つけましたよ。




    この日は夕方の16:00頃まで、ギャラリーに滞在し、
    甲州名物「かぼちゃほうとう」と「馬刺し」を食して、松尾さんの車で木津川へ…。
    24時間をフル活用した楽しい旅となりました。

    濱 茂



    木津川アートで生まれたコラボレーション作品が、
    山梨でパワーアップしていたなんて、すごい。
    志村さん、松尾さんに拍手!!
    濱さん、レポートありがとうございました!





    コメント
    濱茂さん、レポートありがとうございます。写真でみても、素敵な作品、実際に見られたら素敵でしょうね。芸術に縁もゆかりもない私も木津川アートのおかげで、少しでも身近にアートを感じることができて嬉しいです。
    • by 濱ちゃん
    • 2015/06/18 11:37 AM
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL